【米国株】ポートフォリオ管理におすすめのアプリベスト5+α

米国株

ポートフォリオ管理できてますか?

卵は一つのカゴに盛るな

何度も聞きすぎて耳にタコができた言葉です。

その教えに従って、米国株投資を始めるときに「ITセクター30%、資本財セクター10%・・・」と真剣に考えた記憶があります。

そうやって考えたポートフォリオも時間と共に株価が変動してバランスが崩れます。

”今”のポートフォリオを把握して、計画からかけ離れていないかを確認することは、資産を守ることに繋がります。

良くない状況
  • 株を買うときにだけちゃんと調べて後は放ったらかし!
  • ”今”のポートフォリオの資産配分が把握できていない!
  • インデックスよりもいいパフォーマンスを出せているかわからない。
  • 保有銘柄のニュースをチェックできていない!

なんて状態になっていないでしょうか?

計画通りのポートフォリオを維持するためにも、しっかりとポートフォリオを管理・把握することが重要です。

でも証券会社の保有銘柄一覧って情報が確認しづらいですよね?
複数の証券会社を使っていたりすると全体を把握しきれません。

そんな問題を解決する、便利なアプリがたくさん存在します。

「でも色々とありすぎてどれが良いのか分からない・・・」

私は今まで約3年間の間に、手当たり次第にポートフォリオ管理アプリを使用してきました。

実際に使用してみて分かったメリット・デメリットを添えて、ランキング形式でおすすめのアプリを5つ紹介します!

米国株ポートフォリオ管理 おすすめアプリ5選

1位:Yahoo Finance(米国版)

Yahoo Finance

Yahoo Finance

価格:無料(有料会員あり)

総合力に優れた超オススメのアプリ!

使ったことがなければ一度試してみてください!

こちらは米国のYahoo!が公開しているアプリです。
日本のYahoo!が出している同名アプリとは別物なので注意してください。
日本のアプリストアからはインストールできませんが、インストールする方法はあります。

インストールには次のサイトが参考になります。

[iPhone] 日本で未公開の海外アプリを入手する方法! App Storeより先行リリースされたiOSゲームをインストールしよう

[Android] 日本で未公開の海外アプリを入手する方法! Google Playストアより先行リリースされたゲームをインストールしよう

Android限定ですが、私は面倒なので中華製のストアアプリ「APKPure」からダウンロードしています。
(正規ルートでは無いため、ウイルス等が混入している可能性があります。ご利用は自己責任でお願いします。)

APKPure

株価情報の見やすさに関するポイント
  • 個別銘柄はもちろん、ポートフォリオ全体の成績も表示可能
  • 項目別にソート可能な表形式

最高のポートフォリオ画面

2枚目の画像はポートフォリオ全体を確認できる画面です。

縦軸に銘柄、横軸に株価等の情報が並んでいます。

表示されるデータは株価や騰落率だけでなく、年初来高値等の様々な情報が含まれているため、この画面だけでかなりの情報量があります。
めちゃくちゃ効率的に全体を把握できますよ!

画面サイズによりますが、6.4インチのスマホでは縦画面で同時に22銘柄が確認できます!

表形式なので、各項目で並べ替え表示ができるのもかなり便利です!

優れた一覧画面
  • 1画面で大量の情報をイッキに確認!
  • 騰落順に並べ替えてその日の成績を比較!
  • 保有総額順に並べ替えてポートフォリオのバランスを確認!

私がこのアプリを愛用している理由がこの画面です!

財務諸表やアナリスト予想等

銘柄ごとの詳細画面では財務諸表からアナリストの目標株価まで様々な情報が確認できます。

もちろん銘柄に関連するニュース(英語)もバッチリ確認できるので、日頃の情報収集にも活用できます!

一つのアプリで様々な情報が得られることで、効率的に保有銘柄の見直しや新しい銘柄探しができますね。

不満点を強いて挙げるなら・・・

Yahoo Financeに不満を感じることはほとんど無い、というのが正直なところです。

強いて挙げるとすれば・・・

不満点
  • ポートフォリオ内の各銘柄が占める割合が分からない
  • 日本のアプリストアで配布されていない

保有総額順でソートできるので、ざっくりとしたバランスは分かるんですが

”アップル株が全体の10%を占めている!”

といった正確なパーセンテージが分からないのが欠点でしょうか。


日本のストアで配布されていないのも欠点ですが、インストールしてしまえばこっちのものです。

有料会員は必要?

無料会員でも十分すぎる機能!

月額$25または月額$35を支払うことでYahoo Finance Plusにレベルアップします。

有料会員限定機能の一例
  • 株取引のアイデアが閲覧可能
  • 優れたポートフォリオのパフォーマンス分析ツール
  • 拡張されたアラート機能
  • モーニングスターの調査資料が読める

無料会員でも十分すぎる程の機能が利用できます。

「本格的に情報分析して利益を上げてやるぜ!」

という情熱の投資家でなければ不要かなと言うのが所感です。

2位:Stock Events

Yahoo Finance

Stock Events

価格:無料(有料会員あり)

決算や配当金等のイベント事に特化したアプリです。

もちろんポートフォリオの管理も可能です。

全体の時価総額の推移が見れる珍しいアプリ

ポートフォリオ全体の時価総額が確認できるアプリは意外と少ないです。

このStock Eventsでは、最大で直近5年間のポートフォリオ全体の時価総額の推移をグラフで確認することができます。

しかもそれだけではありません。

グラフ表示してくれる情報
  • ポートフォリオ全体の時価総額の推移
  • ポートフォリオの銘柄ごとの比率
  • ポートフォリオのセクター・インダストリー・国・種類ごとの比率(有料)
  • 何月にどの銘柄の配当金がいくら貰えるか
  • 各銘柄が占める配当金の割合

これだけの情報がキレイなグラフで表示されます。

ポートフォリオ
配当金

シンプルなデザインで見ていて楽しくなりますよね!

1ヶ月・1日・1時間あたりの配当金額が表示されるのが面白いです!

高配当投資家には堪らない機能じゃないですか?

有料機能ではありますが、セクターごとの比率も簡単に確認できるので

「そろそろリバランスしないとなー

と気付くきっかけにもなります!

最大の特徴 ストックイベント

アプリ名にも冠されている通り、このアプリは登録した銘柄に関するイベントを確認することに特化しています。

確認できるイベント
  • 決算報告
  • 配当の権利落ち日
  • 配当の支払日
  • 急騰・急落
  • アナリストのレーティング変更

決算報告のイベント表示では、コンセンサス予想と実績の乖離率も表示されるなど、かゆいところに手が届く仕様になっています。

さらに、決算発表の翌営業日の株価推移が確認できたりと、決算をまたいだ株価の変動を分析するためにも活用できます!

株価の急騰・急落があった場合にはアプリから通知が飛ぶので、株価をチェックしていなくても急なトレンド転換にも気づきやすくなります!

(株価の変動等による通知はTradingViewがおすすめです)

有料会員は必要?

一考の余地あり

年間\3,680で以下の機能が開放されます。

有料機能の一部
  • ウォッチリストに登録可能な銘柄数が無限に
  • ウォッチリストを無限に作成可能
  • ポートフォリオのセクター別比率等が可能に
  • ポートフォリオの配当利回り表示

無料版では15銘柄までしか登録することができません。

ですが、アプリを1人に紹介するごとに登録可能な銘柄数が5ずつ増えていきます。

おそらく無限に増えます。

そのため、家族友人に協力してもらえば結構な銘柄数が登録できるようになると思うので、登録可能銘柄数は無料版でもそこまで問題にはなりません。

このアプリに課金する大きなメリットとしては以下の点が挙げられます。

  • ポートフォリオのセクター別比率等
  • ポートフォリオの配当利回り

年間料金も\3,680と良心的なので、課金してみる価値のあるアプリかもしれませんね。

3位:Simply Wall St

Yahoo Finance

Simply Wall St

価格:無料(有料会員あり)

「バリュー」「成長力」「過去の成績」「財務健康状態」「配当」の5つの観点で各銘柄を評価してグラフ化表示してくれるアプリです。

その他ファンダメンタルズ指標など様々な情報を視覚的に表示してくれるので、直感的にデータを確認できるアプリになっています。

損益の確認には向かない

金額ベースの損益を確認するには円グラフをタップする必要があり、見やすいとは言い難いです。

資産割合はすごく良い!

セクターごと、インダストリーごと、銘柄ごとの資産配分が枝分かれした図で表現しているため、ポートフォリオに偏りがないか、ひと目でチェックできるようになっています。

また、ポートフォリオ全体の時価総額の推移も、銘柄ごとに色分けして表示されるので非常に見やすくなっています。

スクリーナー

よくあるファンダメンタルズ指標等でもスクリーニングはもちろん、Simply Wall Stが算出している5つの指標でもスクリーニングができます。

投資スタイルにあった銘柄をざっくりとした観点で検索できるユニークなアプリです。

不満点は操作性

買付情報を削除するゴミ箱ボタンがあるのですが、誤タップしてしまうと確認画面なしで買付情報が削除されます!

何度この仕様に泣かされたことか・・・

以前はレスポンスが悪かったのですが、最近改善されてきているように感じます。

有料会員は必要?

5銘柄以上保有しているなら必須

年間$114.98を支払うことで制限が解除されます。

有料会員限定の機能の一部
  • 6銘柄以上の登録
  • スクリーナーの利用
  • エクセル・PDF出力(バグで取得できない?)
  • 2つ以上のポートフォリオ作成

無料会員は5銘柄までしか登録できないため、多くの投資家にとっては有料登録が必要となります。

月額$15でも契約できるので、気になった方は試してみてください。

4位:Investing.com

Yahoo Finance

Investing.com

価格:無料(有料会員あり)

こちらも1位のYahoo Financeに負けないくらい高機能なアプリです。

操作性や情報の密度ではYahoo Financeに劣りますが、Investing.comの方が優っているポイントもたくさんあるのでチェックしてみてください!

情報を絞ったシンプルなポートフォリオ画面

1位のYahoo! Financeと同じく個別銘柄の変動・含み損益・時価総額はもちろん、ポートフォリオ全体の成績も確認できます。

Yahoo! Financeとは異なり、リスト表示となっています。

情報量はかなり絞っていて「当日の損益」と「含み損益」のみです。

損益のみを確認したい場合は情報量が少ないことが利点となるでしょう。

もちろん騰落率で並べ替えることもできるので、成績比較もしやすくなっています。

特徴
  • 表示できる情報は「当日の損益」と「含み損益」のみ
  • 損益で並べ替え可能

様々なテクニカル指標

Investing.comの大きな特徴の1つがテクニカル分析です。

ありがたいことにめちゃくちゃ沢山のテクニカル指標を算出してくれています!

どんな指標が確認できるのかというと・・・

  • ピボットポイント
  • 移動平均
  • RSI
  • STOCH
  • STOCHRSI
  • MACD
  • ATR
  • ADX
  • CCI
  • Highs/Lows
  • UO
  • ROC
  • WilliamsR
  • BullBear

その数なんと14種!!

しかも5分単位~月単位での計算に対応しています!

これ凄くないですか?
デイトレーダーから中長期投資家までガッツリ活用できます!

これだけあればほとんどの個人投資家の要求に答えられるんじゃないでしょうか。

日本語のニュース記事が読める!

当然ですが米国株のニュースはほとんど英語で執筆されています。

もちろん米国株に投資する以上頑張って英語の記事を読んでいるわけですが、それなりに集中力を使うんです。

やっぱり日本人ですから、日本語の方が読みやすいですよね?

日本語で読めます! そう、Investing.comならね!!

もちろん英語の記事と比べて情報が遅かったり少なかったりはします。

ですが、気軽に読めるというのは大きな利点だと思います。

ちょっとした空き時間に流し読みして情報を仕入れましょう!

不満点は操作性

このアプリ、操作が重たいです・・・

ポートフォリオ画面や銘柄詳細画面を表示する際に3秒ほど待たされるのが結構ストレスなんですよね。

更に、株の買付情報を入力する際に決定ボタンを2回押すと2回登録されるという致命的な不具合もあります。

私は仕事で業務系のシステムエンジニアをやってるんですけど、2度押し禁止って結構当たり前の機能なんですよね。
難しい技術もいらないのになんで修正しないんだろう・・・

1位のYahoo Financeはレスポンスも早いので、この点については完敗です。

有料会員は必要?

有料会員登録すると広告がなくなります。

機能追加はありません。

このアプリは起動時に全画面広告が表示される他、画面下部など各所に広告が表示されます。

契約は1ヶ月約800円、1年間約7,700円、2年間約11,600円から選択できます。

私はそこまで邪魔だとは思わないので、無料で活用しています。

5位:Investfolio

Yahoo Finance

Investfolio

価格:無料(有料会員あり)

ポートフォリオの資産比率をグラフ表示してくれるアプリ。

2位のStock Eventsの下位互換という印象です。

こちらのアプリは無料版でもウォッチリストを2つまで作成できるため

「課金はしたくないけどウォッチリストは2つに分けたいしグラフ表示もしたい!」

という欲張りな方にオススメです。

登録銘柄の関連ニュースやファンダメンタル情報等は確認できないため、「Yahoo Finance」等との併用をオススメします。

おまけ:ロボフォリオ

Yahoo Finance

ロボフォリオ

価格:無料

最近米国株に対応した国産の資産管理アプリ。

証券口座の情報を登録することで自動的に売買履歴と保有資産のデータを取得して表示してくれる。

執筆時点での対応証券会社は以下の通り。

対応証券会社
  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券

登録したら後は放置するだけでログが取れるので、かなりオススメ。

まとめ

私は現在次のように使い分けています。

  • 損益の確認に「Yahoo Finance」
  • イベント管理のために「Stock Events」
  • 全体像を掴むために「Simply Wall St」
  • 日本語ニュースを読む「Investiong.com」

それぞれ特徴のあるアプリなので、使ったことのないアプリがあれば一度試してみてはいかがでしょうか。

ここまで読んでくださった方の投資成績の改善に少しでも貢献できれば幸いです。

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